「人工授精の費用」いくらかかる?|保険適用の現実と隠れたコスト

不妊治療コラム
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不妊治療のステップアップで、最初に直面するのはお金の壁ですよね。
2022年の保険適用以降、人工授精はぐっと身近になりましたが、「実際のところ1回いくらかかるの?」という疑問に答えます。

人工授精は保険適用でいくらに?

人工授精の技術料は一律1,820点(3割負担で5,460円)。
かつて自由診療(全額自己負担)だった時代は、1回あたり1万〜3万円前後とクリニックごとに価格差があったようです。
現在は全国どこの医療機関でも一律の基本料金となっています。

ただし、これは「精子を注入する当日だけの費用」です。
また、当日の男性側の費用もプラスされます。

1周期(1回)にかかる「総額」の落とし穴

5,460円というのは、あくまで「精子を子宮内に注入する当日だけ」の技術料です。
人工授精には、当日に向けて卵胞(卵子の入った袋)の育ち具合を確認したり、排卵のタイミングを合わせたりする前後のステップが欠かせません。
そのため、1回の人工授精を行う周期には、以下のような周辺費用が別途発生します

治療のステップ主な医療行為(すべて保険適用)自己負担額(3割)の目安
排卵前(数回通院)再診料、卵胞チェック(超音波検査)、ホルモン採血約 1,500〜3,000円 / 回
排卵の誘発・調整排卵を促す注射(hCGなど)や点鼻薬、排卵誘発剤の処方約 1,000〜2,000円
人工授精(当日)人工授精の施術料、精子の洗浄・濃縮一連の処理約 5,460円
排卵後・着床サポート黄体ホルモンを補う内服薬や貼り薬の処方約 500〜1,500円

※表は一般的な治療手順の目安の費用です。
※使用する薬剤の量や通院回数によって多少の変動があります。

これら前後の診察や検査、お薬代をすべて合算すると、1周期(1回の挑戦)にかかる総額の目安は「約1万〜2万円前後」になります。

体外受精との大きな違い:人工授精には「回数・年齢制限」がない

ステップアップの上位にあたる「体外受精(ART)」の場合、保険適用で治療を受けるには厳しい国規定の制限があります
具体的には

  • 治療開始時に女性の年齢が43歳未満
  • 子ども1人につき最大3回〜6回まで

というものです。

しかし、人工授精には保険適用の年齢制限や回数制限が設けられていません。

制限がないことはありがたいことですが、回数を重ねればその分費用はかさみます
そして、人工授精で妊娠に至る人の多くは「3〜4回目まで」に結果が出ていることも忘れてはいけない点です。

→人工授精の累積妊娠率について詳しくは「30代後半、2回目の人工授精が陰性」へ

人工授精の費用。私たちの場合。

1周期(1回)につき夫婦で1万円弱でした

私の場合、排卵促進剤のクロミッドの処方やhcg注射を受けています。
また、抗酸化サプリのメラトニンの購入は自費で3000円程度でした。
それを含めても比較的控えめな額だとは思います。
理由としては、排卵前の通院が少なかったことと、排卵後の着床サポートや妊娠判定の通院がなかったことがあると思います。


あくまで私の場合ですが費用はかなり抑えられていました。
ただスケジュール管理がとても大変で同僚に負担をかけている上に友達との予定も入れずらく、気晴らしが難しい時期だったとも思います。
ひとりカラオケに行くだとか、通院の日に入ったことのないカフェに行ってみるだとか、そういった費用は他の段階よりもかかっていた時期かもしれません。

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