不妊治療専門クリニックで陽性判定を受け、胎嚢確認や心拍確認を乗り越えて迎える「卒院」。
長かった通院の日々や厳しい治療を乗り越えて手にした節目でありながら、また新たな病院を探さなければならない緊張感が生まれる時期でもあります。
今回は、不妊治療クリニックから一般的な産婦人科・分娩施設へとステップを進めるにあたって知っておきたい「産婦人科選びの基準」と実体験について解説します。
不妊治療患者から「妊婦」へ。分娩施設選びで重視したい4つのポイント
不妊治療クリニックは出産までは対応していないことが多いため、心拍確認後の妊娠6〜9週頃に紹介状をもらい、分娩扱う総合病院や産院へと転院することになります。
病院選びの際は、以下の4つの軸を意識することをおすすめします。
通いやすさと緊急時のアクセス
妊婦健診は妊娠初期〜中期で2〜4週に1回、後期になると毎週通うことになります。
- 自宅からタクシーや公共交通機関でスムーズに行けるか
- 体調不良や突然の発血・破水時にすぐ向かえる距離か
お腹が大きくなった時期や体調が優れない日のことを考慮し、アクセスの良さは非常に重要です。
医療体制(総合病院・大学病院 vs 産婦人科クリニック・個人病院)
自分の年齢や体質、妊娠リスクに合わせた医療体制を重視した選び方です。
- 総合病院・大学病院・周産期センター
35歳以上(高齢出産)、持病がある、NICU(新生児集中治療室)の有無など、万が一のリスクに備えたい方におすすめです。 - 産婦人科クリニック・個人病院
アットホームな雰囲気、個室の充実、美味しいお祝い膳など、快適な入院生活を重視したい方に人気です。
希望する分娩スタイル(無痛分娩・和痛分娩の有無)
近年希望する人が増えている「無痛分娩」や「計画分娩」。
無痛分娩を実施している病院は枠が決まっていることも多く、妊娠初期の段階で予約が埋まってしまうケースも珍しくありません。
無痛分娩を検討している場合は、早めのリサーチが必要です。
費用と予約枠(里帰り分娩の有無)
分娩費用は病院によって大きく異なります。具体的には数十万円単位の差が出ます。
また、里帰り出産を希望する場合は、実家近くの病院での「分娩予約」をいつまでに済ませる必要があるか(妊娠〇週までに初診が必要など)を確認しておきましょう。
【体験談】里帰り出産で「2つの病院」を探すまでの道のり
里帰り出産の予定だったため、①里帰り先の病院と②それまでに通う近隣の病院の、二か所探さなくてはいけませんでした。
① 里帰り先の病院|地元の選択肢と「予約制限」のルール
私の地元のエリアでは、分娩可能な病院が2つしかありませんでした。
そのうちの1つが個人病院で、身近に出産経験者がいたため安心感があり、そちらで産むことに決定。
ただし、その病院の方針で「里帰り出産の場合は妊娠16週からしか予約を受け付けない」というルールがあったため、妊娠初期のこの段階ではひとまず問い合わせと確認のみを行いました。
② 近隣の病院|セミオープンシステムの壁と産院選び
一方で、今住んでいる地域の産婦人科を探したところ、妊婦健診のみを行っているクリニックがほとんどでした。
しかし、その多くが地域内で連携する病院が決まっている「セミオープンシステム」を採用しており、自分で分娩先を選べない仕組みになっていたのです。
里帰り出産を前提としている私にとってはこれが大きなネックとなりました。
最終的に「セミオープンシステムではなく、妊婦健診のみを受け入れてくれる個人クリニック」を探し出しましたが、選択肢はほぼありませんでした。
(ちなみに、同じ条件で分娩も行っている産院がもう1つあったのですが、そこは「体重管理が非常に厳しい」と評判だったため除外しました…!)
【次に知りたい】妊娠初期のステップと関連記事案内
不妊治療クリニックの卒業と産婦人科選びが決まると、いよいよ「妊婦健診」や「母子手帳の交付」、そして妊娠初期の体調管理(つわり等)へと意識が向かっていきます。
当ブログでは、妊娠初期のリアルな心理描写や各ステップの体験談をまとめています。ご自身の現在のフェーズに合わせて、以下の記事も参考にしてみてください。
💡 不妊治療クリニックからの移行・転院について知りたい方
クリニック選びと転院の基準
💡 妊娠確定・心拍確認のステップについて知りたい方
胎嚢確認後の心理や子宮外妊娠リスク
心拍確認と母子手帳受け取りのリアル
💡 妊娠初期の過ごし方・便利グッズ
判定待ち〜妊娠初期の不安を和らげたアイテム


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