2回目の採卵結果:誘発剤を減らして挑んだ6個の卵
ピルで生理を起こしてまで挑んだ、2回目の採卵(→詳しくは「連続採卵のリアル」へ)。
結果、採れた卵は6個でした。
1回目の13個と比べると半分以下ですが、今回は排卵誘発剤を少なめにしたため、妥当な結果だと言えます。
ここから授精に耐えうる状態の卵を選別して顕微授精へ回し、初期胚まで育てて同じ周期で移植する――というプランで進むことになりました。
「採卵」から「着床」へ急ピッチの体作り―移植前日に届いた知らせ
採卵が終わると、体をすぐに「移植モード」へ切り替えます。
「採卵するための身体」から「着床させるための身体」へ、急ピッチで状態を整えていきました。
飲み薬のデュファストン、貼り薬のエストラーナテープ、膣座薬のウトロゲスタンを指示通りに使い、マルチビタミンサプリも飲み始めて準備は万全…のはずでした。
ところが、移植予定の前日、クリニックから連絡が入ります。
「授精に耐えうる卵は4個でしたが、その4個も初期胚まで育ちませんでした」
当然、移植は中止です。
なぜ必要なの?体外受精の成果を支えるサプリメントの役割
この体験をきっかけに、私は体外受精とサプリメントの関係をきちんと知ろうと思いました。
体外受精におけるサプリメントの主な役割は、「質の高い卵子や精子を育み、受精卵が育ちやすい体内環境を整えること」にあります。
特に不妊治療で注目される主な成分には、以下のようなものがあります。
- コエンザイムQ10: 細胞のエネルギー産生を助け、卵子の質向上に関わる
- ビタミンD: 着床率や妊娠維持への関与が研究されている
- 葉酸: 胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らす必須栄養素
- 亜鉛・抗酸化物質: 精子の質や運動率を支える
ただし、サプリメントはあくまで食事や治療を補助するものであり、飲むだけで劇的に成功率が跳ね上がる魔法の薬ではありません。
飲んですぐ効くわけじゃない?卵子と精子の成長に必要な「3ヶ月」
さらに重要なのが、「いつから飲み始めるか」というタイミングです。
サプリメントの効果が体内に反映されるまでには、最低でも3ヶ月程度かかるとされています。
その理由は、細胞が生まれ変わる周期(ターンオーバー)にあります。
- 卵子の成熟: 原始卵胞から採卵できる大きさに育つまで約3〜4ヶ月(100〜120日)
- 精子の生成: 新しく作られて射精されるまで約2〜3ヶ月(70〜75日)
つまり、体外受精に向けて卵子や精子の質を高めたい場合、採卵の3ヶ月以上前から飲み始めている必要があるのです。
今考えると恐ろしいことですが、当時の私は不妊治療を1年以上しておきながら、サプリをメラトニンしか飲んでいませんでいた。
胚移植に向けて、医師からは「すぐに葉酸だけじゃなくて(妊活に必要な栄養を)全部摂って!」と指示され、慌てて妊活用のマルチビタミンサプリを飲み始めました。
しかし、移植周期に入ってから慌てて飲み始めても、その効果が2回目の採卵結果に間に合うはずもありません。「もっと早くから体を整えておけばよかった」と、大きな学びとなった出来事でした。


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