フーナーテストの何が大変?|当日の流れと、30代後半の私が検査を「受けなかった」理由

不妊治療コラム

フーナーテストって何を調べる検査?

フーナーテストの目的は、「精子が、女性の体内をスムーズに進めているか」を確かめることです。

排卵期になると、女性の体内ではおりもの(子宮頸管粘液)が増え、精子が子宮の奥へと進むのを手助けします。
しかし、この粘液と精子の相性が悪いと、精子が途中で動けなくなってしまうことがあります。

フーナーテストでは、最も妊娠しやすい排卵直前に性交渉を行い、その後女性の子宮頸管粘液を少しだけ採取します。
それを顕微鏡で観察し、「粘液の中に元気に動いている精子がどれくらいいるか」を確認します。

痛い?恥ずかしい?当日の具体的な流れ

  1. タイミングを合わせる: 医師から指定された日(多くは排卵直前の前夜、または当日の朝)にパートナーと性交渉を持ちます。
  2. クリニックを受診する: 性交渉から数時間〜12時間以内に受診します。
    ※受診のタイミングはクリニックの指示に従います。
  3. 粘液を採取する: 内診台に上がり、医師が細いカテーテルや綿棒を使って子宮の入り口の粘液を採取します。
    普段の子宮がん検診やおりもの検査と同じ感覚で、痛みはほぼありません。
  4. 顕微鏡で確認: 採取した粘液を顕微鏡で見て、精子の数や動きを調べます。
    多くの場合、その日のうちに結果を知ることができます。

フーナーテストの何が大変?

フーナーテストで一番大変なのは、性交そのものよりも、その前後のスケジュール調整です

いつになるか正確には予測できない排卵日に合わせてタイミングを取り、その数時間後にクリニックへ行くとなると、最低でも前後2日間の仕事を調整しなければなりません

さらに、「この日に性交してください」と治療として指定されること自体の心理的負担もあります

夫婦の日常の予定やその日の気持ちとは関係なく、医療のスケジュールに自分たちの生活や仕事をすべて合わせにいかなければならないのは、なかなかにストレスです。

もし結果が「不良」でも落ち込まなくて大丈夫

フーナーテストは、その時の体調やストレス、性交渉からの経過時間、排卵日のわずかなズレなどによって結果が非常に変動しやすい検査です。
そのため、一度結果が悪くても、翌月に再検査を行って総合的に判断することが一般的です。

もし何度受けても結果不良が続く場合は、

  • 女性側の体に精子を敵とみなして攻撃してしまう「抗精子抗体」が隠れている可能性
  • 男性側の精子の運動率が一時的に下がっている可能性

などが考えられます。

その場合は「人工授精(AIH)」へのステップアップを検討きっかけになります。

人工授精は、フーナーテストで問題となる「入り口(子宮頸管)の相性」をスキップできる治療方法です。
→人工授精について詳しくは「人工授精とは?」へ

実は受けない選択も。私がフーナーテストをパスした理由

初期検査として一般的なフーナーテストですが、我が家は受けていません。
30代後半で婚姻期間も長く、体外受精を視野に入れて治療を始めたため、「必要なし」と判断されたようです。
フーナーテスト=不妊治療をする人全員が必ず受ける検査ではありません。
しかし、もし受けることになっていたら、検査結果以前にスケジュール調整で何か月も足止めしてしまったと思います。


私は不妊治療を始めるにあたって調べているなかでフーナーテストのことを知りました。
子宮卵管造影検査のことも怖かったですが、このフーナーテストもとても不安でした。
医師から指示がなかったことで少しホッとしたのが本音です。
しかしそれは最初から体外受精が視野に入っていたため。
不妊治療の最適なルートはひとそれぞれですが、どれも困難な道であることには変わらないと思います。

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