通院、毎日の自己注射、判定待ちのソワソワ期……。
不妊治療中は、身体的にも精神的にも緊張状態が続きます。
「少しでも楽になりたい」「赤ちゃんを迎えるために良い環境を整えたい」と手探りで過ごす中で、「これは本当に買って良かった!」と心から感じた実用的なアイテムたちをご紹介します。
これから治療を進める方や、まさに今頑張っている方の参考になれば幸いです。
締め付けゼロ。「マタニティ用・腹巻付きパンツ」
採卵後のお腹の張り(OHSS傾向)や、移植後のデリケートな時期に、普段のショーツは履けませんでした。
締め付けが苦しく、気持ち悪くなる感覚があったからです。
そこでおすすめなのが、不妊治療中から使える腹巻一体型のハイウエストショーツ。
みぞおちの上まですっぽり包んでくれて温かく、ウエストゴムの圧迫感が全くありません。「温活」と「ストレス軽減」が同時に叶う必須アイテムです。
ノンカフェインのおいしいお茶
治療中はカフェインを控えるよう意識しますが、水や白湯ばかりだと飽きてしまいます。
香りの良いノンカフェインティーは、判定待ちの不安なときの癒しになります。
ルイボスティーや黒豆茶は香ばしく、冷え対策にも最適です。
私はアーマッドティーのカフェインレスを特に気に入っていて、治療を終えた今でもよく飲んでいます。
横になったまま水分補給。「ストローキャップ」
採卵当日の麻酔明けや、入院で起き上がれない時に絶大な威力を発揮したのがペットボトル用ストローキャップです。
ベッドに横たわったまま片手で水分補給ができるため、身体への負担が最小限で済みます。
「たかが数百円」ですが、治療中の「買ってよかったものランキング」で間違いなく上位に入ります。
おもりがついているおかげでどんな体勢でも飲めるのがポイントです。
体調が悪く横になっているときでも重宝します。
検索魔を防ぐ。「手元の作業に没頭できる本やKindle」
ソワソワ期に一番の敵となるのが、スマホでの「検索魔」化です。
他人の症状と比べて落ち込む負のループを断ち切るために、「スマホ以外の文字に没頭する環境」を作りました。
Kindle Paperwhiteなどの読書端末や、文庫本を1冊用意しておくだけで、画面からの不要な情報遮断になり、心の平穏を保つのにとても役立ちました。
私の場合、不妊治療が進んでいくにつれ、あえて治療とは全く関係ないジャンルの本を読んでリフレッシュしていました。
私と同世代の男性がコンサルタントとして生きていくための仕事術を紹介する本…なのですが、テイストとしては少年漫画です。
ご本人はずっと大真面目ではあるものの、発想と言葉選びが面白いです。
『ハイキュー!!』の名言で鼓舞したり、辛すぎる仕事帰りに『けいおん!』で泣いたりしてます。
ジュニア新書なだけあってとても読みやすいです。
高校レベルの世界史の知識があればより深く楽しめるかもしれません。
数年前にミセスグリーンアップルの楽曲『コロンブス』MVが炎上していましたが、これを読むとなぜあのMVが批判されてしまったのかがよくわかります。
アニメにもなった、フィギュアスケート漫画です。
令和の師弟関係、表現スポーツ選手のある種の狂気性、適齢期を過ぎてからスポーツを始めること…といったテーマがギュッと詰まっています。
推しを応援するために描き始められた漫画(狂気)がアニメ化し、感銘を受けたミュージシャン(米津玄師)が主題歌を書き、最高峰のスケーター(羽生結弦)がMVで滑るという、作品の成り立ちから面白い漫画です。
不妊治療は、自分ではコントロールできないことの連続です。
だからこそ、自分の機嫌を取ったり、身体の負担を少しでも減らしたりするための「便利グッズ」にはどんどん頼っていきましょう。


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